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HOME > 今月のひとくちメモ > 2026.6月号 
今月のひとくちメモ
水・環境・省エネに関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□モノづくりに潜む「見えない水」
 スマホ(画像) - バーチャルウォーター(仮想水)

私たちの周りには、目に見えない「水」が存在しています。
例えば、今や現代の生活に欠かせないスマホ1台、袖を通すTシャツ1枚。
これらを生産するために、実は膨大な量の水が使われていることをご存知でしょうか。
今回は私たちが普段目にすることのない、製品の生産過程で使われる水、バーチャルウォーターについて調べてみました。

 ■スマホ1台で300リットル!?

スマートフォン1台の製造に必要な水は、

約300リットル と言われています。

これは、シャワー約3回分、ペットボトル(2L)にすると約150本分の水になります。

ちなみに、スマートフォン以外でも、、、

・スマートフォン:240~540リットル
・タブレット:400~900リットル
・ノートパソコン:1,500~2,000リットル
・テレビ(40インチ):2,700~5,000リットル

特にスマートフォンやパソコンでは、半導体チップの製造に大量の水が使われます。
シリコンの精製、冷却、部品の洗浄、、
こうした工程では、「超純水」と呼ばれる非常にきれいな水が大量に使われているそうです。
また、レアメタルなどの鉱物を採掘する際にも多くの水が使われます。


 ■Tシャツ1枚生産するためには?

綿(コットン)で作られたTシャツを1枚生産するために必要な水の量は、

約2,700~2,900リットルです。

これは、
浴槽(約200L):約14~15杯分、
人間が飲む量:1人の人間が約3年~数年かけて飲む量、
ペットボトル(2L):約1,350本分
になります。

原料となる綿花の栽培(灌漑や農薬散布)だけで大部分の水が消費され、さらに染色や加工の工程でも水が使われます。

Tシャツ(画像)

 ■流通や販売の過程での水使用

製造後にも私たちが手にするまでに水と大きなエネルギーを消費します。
例えば、アパレル製品の場合は以下になります。

■郵送・流通(サプライチェーン)
原料の綿花を農場から紡績工場へ、生地を縫製工場から各国の倉庫や店舗へと運ぶため、トラックや船舶、航空機が大量の燃料を消費します。この燃料の精製過程などでも間接的に水は使われています。

■販売・店舗維持
実店舗の空調や証明、さらには商品の陳列・保管に至るまで、莫大な電力消費を伴い、発電などのエネルギー供給過程で冷却水などの水が消費されています。

さらに、私たちが購入して着用し、最終的に廃棄するまでのライフサイクル全体(ウォーターフットプリント)を考慮すると、以下の過程でさらに水が使われます。

・家庭での洗濯:Tシャツを着るたび何度も洗濯を繰り返すことで、衣類の一生を通じた水消費量はさらに増加します。
・廃棄・焼却:大量に売れ残った服が廃棄されたり、着古されてゴミとして焼却される際にも、環境処理の過程で水資源が関わってきます。


 

環境負荷の視点から見ると、製品を長く大切に使うことや、リサイクル素材を選ぶことが水資源の保護に繋がります。



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