- 50年ぶりの追加!
今回は、2026年4月からブロッコリーが「指定野菜」に追加、の話題を取り上げてみます。
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| ■ブロッコリーが「指定野菜」に |
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みなさんの食卓でお馴染みのブロッコリー。
2026年4月、ついに国が特別に重要な野菜として認める「指定野菜」に追加されます。
ばれいしょ(じゃがいも)が追加された1974年(昭和49年)依頼、約50年ぶりの追加となるそうです。
どんな意味があるのか。私たちの生活への影響はあるのか調べてみましょう。
◇そもそも「指定野菜」とは?
指定野菜とは、「野菜生産出荷安定法」に基づき農林水産省が定める、消費量が特に多く国民の生活に欠かせない重要な野菜のこと。
キャベツ、きゅうり、たまねぎ、じゃがいもなど、計14品目が指定されています。
【指定野菜の変遷】
昭和41年 キャベツ、きゅうり、だいこん、はくさい、トマト、たまねぎ(累計6品目)
昭和42年 にんじん、ねぎ(類計8品目)
昭和43年 なす(累計9品目)
昭和44年 レタス(累計10品目)
昭和45年 ピーマン(累計11品目)
昭和46年 さといも、ほうれんそう(累計13品目)
昭和49年 ばれいしょ(累計14品目)
◇指定野菜に選ばれるとはどういうこと?
野菜は天候や状況によって価格が大きく変動しやすいものです。
指定野菜に認定されると価格が著しく下落した際に生産者へ補給金が交付される「野菜価格安定対策事業」の対象となります。特定野菜よりも手厚い補助制度が適用されるため、産地が計画的に生産・出荷を進めやすくなり、結果として消費者にとっても安定した価格で手にとりやすくなります。
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| ■なぜ今、ブロッコリーが選ばれたのか |
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農林水産省によると、ブロッコリーの出荷数量は1990年の7.7万トンから2022年には15.7万トンと約2倍に、1人当たりの購入数量は540グラムから1,619グラムと約3倍に急激に増加しています。全般的に野菜の生産量・消費量が減少または横ばい傾向にあるなか、ブロッコリーだけが増え続けているのです。
この背景には近年の健康志向の高まりがあります。また、冷凍ブロコッリーとして1年中手軽に使えることや、お弁当や副菜として幅広く活用できることも消費量が伸び続けている理由のひとつです。
ブロッコリーはこれまで、指定野菜に準ずる「特定野菜」(35品目)のひとつでした。
しかし、特定野菜の中でも際だって消費量が増加し、すでに一部の指定野菜と遜色ない量になってきたことから、農林水産省は指定野菜への追加を決め、2026年4月(令和8年度事業)からの適用となりました。

(出典:農林水産省「野菜生産出荷統計」)
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| ■指定野菜になると価格や出荷量が安定化 |
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指定野菜になることで、価格が大きく下落した際でも生産者への補填が手厚くなり、安定した生産・出荷が続けやすくなります。
これはつまり、スーパーでブロッコリーが今よりも安定した価格でいつでも買えるようになるということにつながります。
すでに私たちの食卓に欠かせない存在となっているブロッコリー。
これからはさらに使いやすい野菜になりそうです。旬の冬から春にかけては甘みが増してより美味しくなるブロッコリー、素材の味を最大限に引出して味わってみましょう。
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ブロッコリーは生でも冷凍でも使いやすく、炒め物・サラダ・お弁当など、幅広く活躍してくれます。指定野菜になり、さらに安定して手に入りやすくなることから、これからも日々の食卓で活用していきたいですね。
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