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HOME > 今月のひとくちメモ > 2025.5月号 
今月のひとくちメモ
水・環境・省エネに関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□水道管の老朽化問題
 下水道管イメージ - 現状と対策について

各地で相次ぐ水道管の破損による事故やトラブル。
水道管の老朽化が表面化され問題となっています。今回はその現状と対策について取り上げてみましょう。

 ■水道管の老朽化が表面化

今年1月に埼玉県八潮市て起きた道路陥没事故。
原因とされているのが下水道管の老朽化ですが、ここ数年、老朽化による被害はその他の場所でも、上水道管でも相次いで起こっています。上水道管と下水道管のそれぞれの損傷によるリスクはどのようなものなのでしょうか。

八潮市の道路陥没事故の現場の下水道管は直径が4.75mと大きいものでした。これは、この下水道管が汚水処理場の近くを通っていることが関係しており、約120万人分の汚水や雨水を流さなければいけない場所だったため大きな管であったとのことです。

老朽化による上水道管、下水道管の破損は各地で報告されています。
今年2月、大阪府堺市でも道路に水が溢れ出すトラブルが発生しました。
堺市上下水道局などによりますと水道管が老朽化して腐食していたことが原因とのことです。
水道局がバルブを閉めて水漏れは止まりましたが、その後水圧によって道路の一部が盛り上がり段差が生じる結果となりました。

堺市上下水道局によると、堺市では水道管、給水管からの漏水が年間650件発生しており、そのうち50件が水道管、600件は家庭用の給水管などからの漏水だということです。
毎年25km分の古い水道管を工事していて、掘削や埋め戻しを何度も繰り返すため時間が掛かる作業だということです。
給水管とは水道管から各家庭に引き込むもので、地面に近い分、振動など外部からの影響を受けやすいほか、材質もあまり丈夫では無い為、経年劣化すると事故が起こりやすいということです。
参考写真



 ■上水道管と下水道管

上水道管、下水道管ともに破損は相次いでいますが、そもそも上水道管と下水道管ではどのような違いがあるのでしょうか。

上水道管と下水道管の違い(画像)

まず、上水道管は地中の浅い部分を通っています。飲料や生活用水を供給する役割で材質は鉄・ポリエチレンで耐用年数は40年です。
一方、地中の深い場所を通るのが下水道管です。汚水を排出したり処理したりするための管で材質はコンクリート、耐用年数は50年です。

そして、老朽化などによる水道管の破損事故は年間2万件以上起きていると言われています。老朽化した水道管(耐用年数40年超)は長さにして地球4周分。
しかし、その水道管の交換費用は1kmあたり約2億円もかかると言われています。そのため、各自治体では水道料金の値上げが検討され、水道を使用している私たちが負担しなければなりません。

損傷した上下水道管のリスクはそれぞれどのようなものでしょうか。

□上水道管
 ・水柱を立てて噴射
 ・水浸し
 ・断水

□下水道管
 ・道路陥没

特に口径の大きい下水道管では、破損で一気に道路が陥没してしまい、埼玉県での事故のような人命にかかわる事故につながるため、維持管理が重要になります。


 ■対策はどうなっているのか

では、このような上水道管、下水道管のトラブルへの対策はどうなっているのでしょうか。

※広域化・・・複数の市町村が枠を超えて統合
※運搬送水・・・給水車が貯水タンクに届ける

これらはどちらも人口が少ない地域における方法です。人口減少が加速している今、地方の過疎化が進む場所では、人口に対して水を送るコストが非常に大きくなるため、送水管をやめて給水トラックなどでまかなうことも必要になってくる、との専門家からの指摘もあります。

また、衛星データで水道管や地盤の情報などをAIが解析する「宇宙水道局」というサービスもあります。衛星から温度や地表面の高さなどの情報を得て分析することでリスクを早く検知し、水道管の漏水リスクを可視化できるといいます。既に20以上の自治体で活用されているということです。

(出典:MBS NEWS)




水道も下水道も私たちの生活には欠かせない重要な公共インフラです。
私たち自身がもっと関心をもち、持続可能のためにできることは何か、次の世代に先送りさせないためにも問題意識を持ち続けなければなりません。



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