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HOME > 今月のひとくちメモ > 2024.6月号 
今月のひとくちメモ
水・環境・省エネに関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□電気料金の値上げと対策について
 電気料金の値上げ(画像) 料金値上げはいつから?

物価高で家計が苦しいなか、さらに電気代が値上げされるニュースで今後の生活を心配されている方も多いと思います。今回は電気料金の値上げの時期やその理由、電気料金を抑える対策などをご紹介します。

 1.2024年電気料金の値上げ

各社の発表によりますと、今年7月に請求される規制料金は使用量が平均的な家庭で
以下の通りとなっています。

【各電力会社の電気料金】()内は前月比
北海道電力  9,523円(+409円)
東北電力   8,855円(+419円)
東京電力   8,930円(+392円)
中部電力   8,691円(+346円)
北陸電力   7,758円(+402円)
関西電力   7,664円(+468円)
中国電力   8,514円(+453円)
四国電力   8,595円(+460円)
九州電力   7,551円(+450円)
沖縄電力   9,663円(+616円)


電気料金が値上げとなる理由
1.天然ガス(LNG)・石炭の価格高騰
2.国内の電力供給量不足
3.再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げ
4.託送料金の値上げ
5.容量市場の導入
6.政府の電気代・ガス代の補助が終了

(出典:NHKオンライン)  

 
 2.電気料金の値上げは今後も続くのか

電気料金の高騰は今に始まったことではありません。近年、一般家庭向けの従量電灯(低圧)と事業所向けの高圧の電気代ともに、上昇の傾向があります。
では、この値上げの状況はまだ続くのでしょうか。
電気料金を決定する要素は様々なものがあり、値上がりの状況がいつまで続くのが断言することは難しいですが、世界の情勢の現状から電気料金の値上げはしばらく続く可能性が高いと予想できます。

終結の見通しが立たないロシア・ウクライナの戦争を始め、不穏な中東情勢など、燃料価格高騰の要因がすぐになくなるとは考えにくい状況です。

また、円安の現状を考慮しても、燃料価格が電気料金に反映されますので電気料金の値上げに歯止めがかかる予測はたてられない状況です。

(出典:NHKオンライン)  


 3.電気料金値上げへの対策

■節電する
電気代を節約するためには、まず節電から始めましょう。
特にエアコンやテレビなど消費電力の多い家電は、使用していないときは必ず電源オフにすることが大切です。また、照明の明るさの設定見直しなどで電力の節約ができます。

・エアコン:適切な温度設定、カーテンの利用、こまめなフィルター掃除
・テレビ:見ないときは消す、主電源を切る、明るさを調整する
・冷蔵庫:開閉時間の短縮、庫内は詰め込みすぎない
・照明:不要時はオフ、点灯時間を短縮(早寝早起きをする)

エアコン(画像)

■電力会社や料金プランの見直し
利用する電力会社や電気料金プランの見直しも効果的です。他の電力会社に切り替えた場合の水道料金がどうなるのかなど、各社シミュレーションできるサービスがありますので、比較検討してみましょう。
また、電気料金のプランには時間帯によって異なる電力量単価が設定されているなど、あらゆる種類があります。現在の使用状況と合わせてプランの見直しも検討して見て下さい。

■省エネ性能の高い家電を選ぶ
10年以上使用している家電製品をお持ちの場合は買換えを検討することもおすすめです。
家電の省エネ性能は日々進化しています。例えば、10年前の冷蔵庫やエアコンを最新のものに買い替えると、年間の電気代がそれぞれ4千円~5千円程安くなるとも言われています。
他にも、電気温水器からエコキュートへの変更で消費電力が3分の1程度、蛍光灯からLED照明への変更で2分の1程度になるようです。
買換えの再は、省エネラベルをチェックしましょう。省エネ性能評価と年間の水道料金目安が分かります。

省エネラベル(画像)(省エネラベル例:出典 経済産業省エネルギー庁)

■太陽光発電や蓄電池の設備を設置する
初期費用が掛かりますが、太陽光発電や蓄電池の設備を設置するのも選択肢の1つと言えます。
太陽光発電はソーラーパネルで日光を利活用して温室効果ガスであるCO2を排出しないクリーンな電気をつくる設備です。自分で発電した電力を使うため、電力会社から電力を買う必要がなく、電気料金を抑えられます。消費できない分は電力会社に売電も可能です。
さらに、蓄電池を設置すれば余剰電力を溜められるため、太陽光発電できない夜間や雨天時にも利用できます。




電気料金が高くなった際、すぐに察知できるように日頃から料金の推移をチェックすることも大事です。電気料金は電力会社が提供してる契約者向けのページなどで確認ができます。
まずは現状把握から始めてみましょう。



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