>> 水中毒にならないための注意点
日本列島、連日の猛暑で熱中症への警戒が欠かせませんね。
予防には水分補給が欠かせませんが、水の飲みすぎにも注意が必要です。
今回は水中毒にならないための注意点と適切な水分摂取について調べてみましょう。
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■水中毒とは? |
医学大辞典によると水中毒とは「希釈症候群。体内の水が他の溶質とりわけナトリウムに比して著しく増加した状態」です。
水を大量に飲んだことにより尿の処理能力が低下し、希釈性低ナトリウム血症という状態になります。
血液中のナトリウム濃度が低下して、電解質のバランスが崩れることが原因となります。
【水中毒の症状】
主な症状は、めまいや頭痛・多尿や頻尿・下痢などです。
悪化すると吐き気・嘔吐・意識障害・錯乱・性格変化・呼吸困難などの症状が現れ、最悪の場合、死に至るケースもあります。
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■熱中症(脱水症)とは? |
熱中症(脱水症)とは単なる水不足というわけではありません。
体内の水分や塩分(ナトリウム)が足らない状態のことです。
水分摂取が少なく、体内に入ってくる水分や塩分量が減少したり、発汗や下痢・嘔吐・多尿などにより、体外へ出ていく水分や塩分量が増加することが原因です。
【熱中症(脱水症)の症状】
主な症状は、めまいや倦怠感・吐き気・集中力の低下・のどの渇き・頭痛などです。
悪化すると、痙攣・足がつる・血圧低下・汗や尿が出ない・体温調節が出来ない・意識障害などの症状が現れ、最悪の場合、全身の臓器への血流が減るため、臓器不全を起こしショック状態となり、死に至るケースもあります。
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■水中毒と熱中症(脱水症)にならないための予防・対策とは |
○こまめに水分を摂るる
大量の水を一度に飲むと、かえって体内の電解質のバランスが乱れます。
1回の水分摂取で補うのではなく、こまめに分けて水分を摂るようにしましょう。
→30分〜1時間おきにコップ1杯くらいが目安です。
○水だけでなく、塩分も補給する
水だけではなく、合わせて塩分も摂りましょう。
屋外で大量に汗をかいた日は、塩分接種を心掛けましょう。
・水分と塩分を同時に補給できる スポーツドリンクや経口補水液
・お水や麦茶に、塩や梅干しなどを足すのも良いと言われています。
(水分とあわせて塩分も摂りましょう)
緑茶や烏龍茶、コーヒー、紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用があるため、水分補給には不向きな飲み物です。
また飲酒した場合、利尿作用だけでなく、アルコールの分解にも水分が必要になるため、脱水になりやすい状態となります。普段より多めに水分を摂取するように心掛けましょう。
※室内での生活の場合、食事に含まれている塩分でナトリウムが補えていることもあります。高血圧症や心臓病・腎臓病などの持病をお持ちの方は塩分の摂りすぎや一度に大量の水分を摂ることは危険です。
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■日頃から気をつけましょう |
水中毒、熱中症(脱水症)は水分摂取だけでなく、
@3食きちんと食べる
Aしっかり睡眠をとる
Bクーラーや扇風機で温度と湿度を調節する
C風通しのよい服を着る
D外出時は帽子や日傘を使う
など、規則正しい生活や暑い夏を乗り切るための工夫も必要です。
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