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HOME > 今月のひとくちメモ > 2022.7月号 
今月のひとくちメモ
水・環境・省エネに関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□□節電とエアコンの使い方
 エアコン(写真) >>  効率的な使い方とは


各地で記録的猛暑の中、電力供給が厳しい状態で節電を余儀なくされている今年の夏。
そして、値上がりが大きい電気代。2020年と比べると約1.2倍に値上がりをしています。
電気代の節約のためにも、効率的なエアコンの使い方を今改めてチェックしてみましょう。

■エアコンの電源を入れる前に室内換気

日中、温められた室内でいきなりエアコンの電源を入れるのはNGです!

まずは、窓を開けて温まった空気を外に逃がしましょう。
扇風機やサーキュレーターを窓の外に向けるとより効果的に換気ができます。
まずは室内を換気(イメージ)(温まった空気は一旦外へ)

 
■設定温度は「28度」

エアコンの温度を1度上げるだけで、約10%の節電に繋がると言われています。
その日の気温にもよりますが、扇風機やサーキュレーターを併用すれば十分涼しくなります。
エアコンを27度設定の場合と28度設定+扇風機の場合、後者の方が消費電力は抑えられます。

■最初は強風で部屋を冷やす

短時間で室内を冷やすために、最初は強風にすると効率的です。
部屋が十分に冷えた後は、微風か弱風に調整。「自動運転」にしておけばこのような運転をしてくれるので問題ないでしょう。

また、一度電源を入れたら、小刻みにオン・オフしない方が電気代の節約に繋がります。
エアコンは立ち上げ時の消費電力が最も高いため、頻繁にオン・オフするとかえって消費電力が上がる場合があります。とはいえ、24時間付けっ放しだとさすがに電気代は高くなります。

目安としては、昼間は30分以上、夜は20分以上部屋を空けるなら、エアコンの電源を切る方がベターです。

■風向きは上に向ける

冷たい空気は下に流れる性質があるため、風向きは上向きがベストです。
それでも、床面に溜まりやすい冷気を循環させるため、サーキュレーターを使うことがおすすめです。扇風機でも可能ですが、より床の近くに置けるサーキュレーターが理想的です。

サーキュレーターを使おう(画像)(エアコンに向けることで空気を拡散)


■エアコンの吹き出し口の下に家具を置かない

エアコンの吹き出し口の下に、背の高い家具などがあると、せっかくの冷気が遮断されてしまいます。いま一度、家具の配置もチェックしてみましょう。

■複数の部屋を一台で冷やすなら扇風機を併用

各部屋にエアコンがない場合は、エアコンが稼働している部屋の扉を開け、扇風機を部屋の外に向けて置きましょう。そうすることで冷気が他の部屋に送り出され、効率的に各部屋を冷やすことができます。


■室外機の置き場に注意

見逃しがちなのが、室外機の設置場所です。
冷房は室内に冷気を出すように見えますが、実は室内の空気から熱を奪い、冷媒と室外機を通して室外へ熱を放出しています。室外機は加熱を防ぐ必要があるため、直射日光の当たらない日陰に置くのが望ましいのです。
難しい場合は、すだれや植栽を置いたり、室外機専用の日よけパネルを設置したりなどして、日光を遮りましょう。
これだけで5〜10%の節電効果があるそうです。この際、吹き出し口付近を閉じてしまわないように注意しましょう。
室外機(写真)




エアコンの使い方をちょっと見直すだけで、快適に部屋を冷やすことができ、
節電・節約にもつながります。今日から早速、できることから試してみませんか。



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