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HOME > 今月のひとくちメモ > 2021.11月号 
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■□□今さら聞けない「COP26」
 再生可能エネルギー(イメージ画像) >>  ニュースワードを学ぶ「COP26」とは

最近のニュースから−
「COP26、英グラスゴーで開幕」「岸田首相、COP26出席のため、イギリスに出発」
−ところで、「COP26」って?今さら聞けない、ニュースワードを改めて学んでみましょう。

■「COP26」

COP26は、再生可能エネルギーや温暖化対策の行方に多大な影響を与える重要な会議です。

COPとは「締約国会議」(Conference of the Parties)の略で読み方は「コップ」。
加盟国同士でテーマに沿った話し合いを進め、国際条約を決めるための最高機関の位置づけです。
では、「COP26」の『26』は何なのか?
これは、「これまでに会議が開催された回数」を示しています。
今回、イギリスのグラスゴーで開催される会議が26回目なので、「COP26」。
前回、2019年12月にスペインのマドリードで開催された25回目の会議は「COP25」でした。

 
■COPの種類

COPにはいくつか種類があり、環境問題だけでなく、生物多様性、砂漠化対処などほかの締約国会議もあります。

[COPの種類と表記]
気候変動枠組み条約 ・・・ COP-FCCC
生物多様性条約 ・・・ COP-CBD
砂漠化対処条約 ・・・ COP-CCD

日本で何の説明もなくCOPというワードが出てきた場合は、「気候変動枠組条約」と捉えてよいかもしれません。
COP26では、197カ国・地域が参加し、締結を目指します。

■これまでのCOPのポイント「京都議定書」と「パリ協定」

過去のCOP(気候変動枠組条約)の流れとして、抑えておきたいポイントは「京都議定書(1997年採択)」と「パリ協定(2015年)」です。

COPがスタートしたのは1994年、このときに気候変動枠組条約が発効されました。その後、日本で行われたCOP3で「京都議定書」が採択され、2005年から発行されることになりました。京都議定書の内容は先進国全体で温室効果ガス削減を目指すものでした。
しかし、発効前の2001年にアメリカが京都議定書から離脱をしてしまいます。

その後、2015年のCOP21で京都議定書に代わる「パリ協定」が採択されました。これは世界の平均気温の上昇を(産業革命以前と比べて)2度未満に抑えることを目指し、努力目標として1.5度以下を掲げました。
しかし、2020年にトランプ政権下のアメリカがパリ協定から離脱。バイデン政権の2021年に復帰、という一幕もありました。COP26の注目点は、温室効果ガスの人口一人当たり排出量世界一のアメリカを交えながら下記の3つをどこまで詰められるかが鍵と言われています。

1.各国が設定した2030年までの排出量削減の引き上げ
2.複数の国が協力して排出量を減らす6条のルールづくり
3.排出量取引など温暖化防止のシステムについての協議

■日本は前回COP25で不名誉な「化石賞」を受賞

日本は前回、COP25で不名誉な「化石賞」を受賞してしまったのです。
化石賞は温暖化対策に消極的とみなされた国に贈られる賞です。ちなみに、「化石」という言葉には「化石燃料」と「化石のような古い考え方」の2つの意味が込められています。

化石賞はCOP公式の賞ではありません。1,300団体を超えるNGOのネットワークを束ねるCANインターナショナルが温暖化対策に消極的な国に与えるものでメディア露出が高いイベントです。
【日本が化石賞を受賞した理由】
日本が化石賞を受賞した理由は、石炭火力発電の依存度の高さとそれに伴う閣僚の発言です。COP25では日本の石炭火力発電の依存度が「世界的な脱炭素に逆行している」と指摘されました。これに加えて、梶山弘志経済産業大臣が「石炭火力発電を必要とする」と誤解されるような発言をしたことで不信感が強まりました。

対照的に、ヨーロッパの主要国はCOP25を契機に石炭火力発電の全廃目標を打ち出しています。たとえば、フランスは2022年、イギリスは2024年、イタリアは2025年を目安に石炭火力発電全廃を発表しています。

■気温の上昇を1.5度や2度以下に抑えることの意味

1.5度や2度というとわずかな上昇と思うかもしれませんが、とても重要な目安となっています。
世界各国の科学者でつくる国連のIPCC=「気候変動に関する政府間パネル」は、ことし8月、地球温暖化に関する報告書を8年ぶりに公表し、温暖化が進むほど熱波や豪雨といった極端な現象が起こる頻度が増したり、激しさが増すと指摘しました。

【極端な気象現象が起こる頻度】(19世紀後半の産業革命前と比較)


これによると、50年に1度の高い気温が観測される頻度は、産業革命前の19世紀後半と比べると、平均気温1.5度上昇した場合は、8.6倍に、2度上昇した場合は13.9倍になると試算されています。
また、10年に1度の大雨の頻度は、1.5度上昇した場合は1.5倍に、2度上昇した場合は1.7倍になると予測しています。

こうした科学からの指摘も背景に、世界が目指すべき目標は2度ではなく、「努力目標」ともされた1.5度とすべきだという声が温暖化対策に熱心な先進国だけでなく、被害によりぜい弱な途上国の間でも広がっています。


もともとは去年開かれる予定だったCOP26ですが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で1年延期されました。
世界は脱炭素社会に向けて大きく転換していくことによって、新型コロナからの経済の復興と持続可能な社会の一歩を作っていこうと、COP26を重視しています。
私たちの命と暮らしを守る、という観点からもCOP26でどのような目標や制度が合意されるか注意深く見守りたいと思います。

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