2015年の国連サミットで採択された「SDGs((持続可能な開発目標)」は、オリンピック大会でも開催都市の重要施策に取り入れられています。
東京2020大会では二酸化炭素を排出しない選手輸送手段の導入や選手村の食品ロスの削減を目標に掲げるなど、としています。
【主な取り組み】
・選手村交流施設のビレッジプラザは、全国の自治体から借用したスギやヒノキなどの国産木材をふんだんに活用して建設されました。
(ビレッジプラザ)
・新しくなった国立競技場の天井や壁にも国産木材が使われたことは、国内林業を活性化させる狙いがあります。
・聖火台の燃料は従来のプロパンガスから二酸化炭素を排出しない水素が使われました。
・不要になった携帯電話や小型家電から回収した再生金属で五輪、パラリンピックの金、銀、銅メダルを製作する「都市鉱山から作る!みんなのメダルプロジェクト」では、全国から多数の協力があり、必要な全メダル約5000個製造に必要とされる量が確保できたそうです。
(東京2020大会メダル)
・日用品のシャンプーや台所用洗剤などの使用済み容器をリサイクルして表彰台を作る事業「みんなの表彰台プロジェクト」:全国約2,000店舗のスーパー・ドラッグストアによる店舗回収をはじめ、全国113校による学校回収により、表彰台全98台の製作に必要な回収量を達成できました。
(東京2020大会表彰台)
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