>>目の疲れをとって身も心も楽に!
花粉が飛び、紫外線が強くなる春は、目にとってもつらい季節です。
目の疲れ、というと軽く考えがちですが、目のオーバーワークは首や肩のこり、頭痛、イライラなど、さまざまな不快な症状を招きます。
しかも、外出自粛の昨今、テレワークの増加だけでなく、生活スタイルの変化によって、運動不足とともに、目の疲れ・不調を感じている人も多いかもしれません。
改めて、目のケアについて注意してみましょう。
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■あなたの目、疲れてませんか? |
こんな症状はありませんか。
□夕方になると目がショボショボする
□目にゴロゴロした違和感を感じることが多い
□遠くを見るときピントが合わせづらい
□目が乾きやすい、逆に涙目になったりする
□目の奥に痛みを感じる
思い当たる項目が多いほど、目に負担が掛かっていると言えます。
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■目は『脳の出張所』?! |
目は周囲の情報をキャッチし、生きて行くための重要な感覚器です。
脳の情報の80%以上が視覚を通して集められているともいわれ、『脳の出張所』とも呼ばれています。
それだけに、目の健康には十分に注意する必要がありますが、現代の生活においては、テレビやパソコン、スマホなど、目にとって過酷な環境と言えるでしょう。
特にスマホのような小さな画面は顔を近づけて凝視しがちな為、目には大きな負担となっています。また、パソコンを使ってデスクワークをしている人も長時間画面にピントを合わせ続ける為、目の疲労は思っている以上に深刻です。
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■ドライアイと紫外線に要注意 |
最近増えているドライアイも、目の疲れと密接に関係しています。
健康な目の表面は涙で覆われており、まばたきをするたびに涙がゆきわたり、目をほこりや乾燥から守っています。ところが、何かに集中して見ている時はまばたきの回数が少なくなります。
例えば、パソコン作業時の1分間の平均回数は、リラックス時の3分の1以下に減ってしまっているそうです。そのため、目が乾きドライアイが生じやすくなります。
さらに、紫外線やエアコンによる室内の空気の乾燥、現代人に多い夜型の生活も涙の分泌を抑制させる要因になります。夜中までテレビやパソコンの画面を凝視する生活は、目にダメージを重ねる生活です。
また、目は紫外線の悪影響を受けやすいとされています。
多く浴びすぎると、角膜を傷めたり、レンズ部分の水晶体が白く濁る白内障の原因になったりします。日差しの強い日は、帽子や日傘、サングラスを用意して目を守りましょう。
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■目の疲れは心身のトラブルの原因に |
目の疲れからくる首や肩のこり、頭痛などを経験したことのある人も多い事でしょう。また、集中力が落ちたり、注意力が散漫になったり、実は目の疲れが原因であることも少なくありません。
こんな状態を続けていると、精神的な疲れやイライラにつながる事も多く、自律神経のバランスが崩れて、涙の分泌量がさらに減少する、という悪循環を招くことになります。
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■目をいたわりましょう |
◆目をいたわるために心掛けたい事
・乗り物など移動の際に長時間、スマホ(携帯)を見ない
・動画やネットサーフィンでの夜更かしはやめる
・目に負担の少ないパソコン環境づくりを
例えば、
□パソコン画面はやや見下ろす位置になるように
□デスクスタンドはちらつきの少ない白熱灯を使用
□画面の明るさは部屋の明るさに合わせて調節
□空気が乾燥しているときは加湿器で湿度調整
目を使う作業をするときは、30分に1回は目の休息タイムを作りましょう。
☆目の休息☆
遠くの景色を眺める ・ 目を閉じて深呼吸 ・ 席を立って体を動かす などをして、
緊張をほぐしましょう。また、疲労感や目の乾きを感じたときは、目の周りを軽くマッサージしたり、温かいタオルなどで目を温めるのも効果的です。
目の乾きが強い時には目薬がよいでしょう。しかし、頻繁に点眼するなら防腐剤の入っていないものを。防腐剤入りの目薬は必ず点眼の回数を守って使用して下さい。
◆目によい成分をとりましょう
目によい成分としてよく知られる代表が、ブルーベリーや黒大豆などの色素に含まれるアントシアニン。目から脳への情報伝達を助ける成分が含まれています。また、ほうれん草などの青菜に含まれる栄養成分ルテインも、目を疲労や老化から守る成分として注目されています。
(アントシアニンを含む食材)
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