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HOME > 今月のひとくちメモ > 2020.4月号 
今月のひとくちメモ
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■□□窓を開けよう!
 窓を開けよう(換気)  >> 集団感染を防ぐシンプルな方法

新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。
世界各地で感染症COVID-19による死者が増え続けており、日本国内でも感染経路が分からない患者が増えてきています。そんな中、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において発表された、「集団感染が広がる条件−いわゆる3つの条件」に注目してみたいと思います。


■3つの密を避けましょう

(新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言より)

− 危機的な状況に違いはないが、関係者の多大な努力により、新型コロナウイルスの集団の集団の感染が広がる条件、いわゆる3つ条件が見えてきた。

これまでに明らかになったデータから、集団感染が確認された場に共通するのは、
1.換気の悪い密閉空間であった
2.多くの人が密集していた
3.近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発生が行われた
という、3つの条件が同時に重なっていた。 −



集団感染が発生したスポーツジム、ライブハウス、展示商談会、懇親会などはこの3つの条件が重なっていました。

この3つが重なることを避けることが、集団感染を防ぐことになります。大規模イベントや集会の自粛は、この3つの条件を避けるために重要だと言えます。

3つの密を避けましょう(画像)(首相官邸ページより)


3つの条件の発見はとても重要で、たとえば電車のなかでの感染拡大が起こっていない理由も読み取ることができます。

満員の密集した電車であっても、多くの人は黙って乗っています。そして、特に都市部では、頻繁にドアの開閉があることから、定期的に換気があります。

3つの条件のうち、どれか一つでも崩すことが出来れば、集団感染を減らすことが出来る可能性がありますね。

■「窓を開けよう!」

人が集まることを自粛することは、感染予防のための有効な手段ではありますが、ずっと続けることは困難です。学校を休校にしたままにすることの影響は大きく、誰もがテレワークできる環境ではないことから、社会活動にも大きく影響がでます。

そこで、上の3つの条件を崩すためにできる簡単で、誰もが出来るシンプルな方法が
「窓をあけること」です。

窓を開けて室内の空気を入れ替えれば、ウイルスはある程度、飛ばされていきます。
まだ、寒いかもしれませんが、学校では休み時間に窓を開けて換気しましょう。
家でもオフィスでもこまめに窓を開けましょう。

ちなみに、
現在、シックハウス症候群防止のため、新築の建物は24時間換気が義務付けられています。
『改正金地区基準法が施行された2003年7月以降、全ての建造物に24時間換気システムを設置することが原則として義務付けられました。その理由としては、シックハウス症候群を予防することが挙げられます。』

しかし、古い建物などでは換気がこまめに行われているとは言い難い状況です。また、24時間換気システムでは、「1時間で部屋全体の空気の半分以上が入れ換わっていることが必要である」とされている程度であり、新型コロナウイルスが漂うことを防ぎ切れるかは微妙です。

そこで!
これを機に窓を開けることを習慣にしましょう。
それぞれの場所で窓を開けるルールを決めて、習慣にしてみましょう。

もちろん、高層住宅やビル、寒冷地などでは窓が開けられないことも多いと思いますが、可能な範囲で窓や扉を開けるなどして、空気の流れを作りましょう。

花粉症に苦しむ方々や排気ガスが気になる場所などもあるかと思いますが、時間帯を工夫するなどして開ける事を前提にしてやり方を考えてみて下さい。

(※内容は一部「yahooニュース」より抜粋)





もちろん、窓を開ければ全て解決、と言う訳ではありません。
これまで通り、手洗いやマスク着用など最低限出来ることは続けるべきですが、シンプルに「窓を開ける」ということで、3つの条件の一つは減らす事ができる、と言うことを今改めて意識してみてください。

幸いにも日本はこれから暖かい季節を迎えます。
「窓を開けて、深呼吸。」を習慣づけてみてはいかがですか。



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