>> 安全な雪道ドライブのために
雪道を安全に走行するためにも、冬季はスタッドレスタイヤへの交換が必要になります。
その他にも、本格的な冬を迎える前に安全なドライブの為に備えておきたい事柄をいくつかご紹介します。
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■スタッドレスタイヤの準備 |
新品のスタッドレスタイヤの場合は、タイヤの表面の油や汚れを取り除くためにも、雪のない道路で200kmほど慣らし走行をするのが理想的です。
そのため、新品のスタッドレスタイヤを履くのは、初雪のタイミングから1カ月前がおすすめです。
気象庁の過去のデータから各地のスタッドレスタイヤへの交換時期目安は以下の通りです。
・スタッドレスタイヤへの交換時期(新品タイヤ)
札幌:9月末
東京:12月初め
長野:10月末
大阪:11月末
広島:11月初め
福岡:11月初め
但しこれは、あくまで目安になりますので、初雪が早まる場合もあります。天気予報に注意して早めの準備、交換をしましょう。
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■持っていると便利なグッズ |
雪道での運転は何かとトラブルがつきもの。出発前の車の点検も大事ですが、万が一に役立つグッズはできるだけ用意しておきたいものです。
■タイヤチェーン
たとえスタッドレスタイヤを履いていたとしても、持っているといざという時助かります
■ジャッキと付属パーツ
パンクのタイヤ交換以外にも、タイヤチェーンの脱着やぬかるみからの脱出補助等に役立ちます。
■ブースターケーブル
冬に多い電気系統のトラブル。中でも特に多いのがバッテリー上がりでエンジンがかからなくなってしまうこと。そんな時はこれが役立ちます。
■けん引ロープ
吹き溜まりなどで雪にタイヤがはまって動けなくなってしまった時脱出に役立ちます。普通のロープよりも専用のものが○。
■スコップ
山間部などでは僅かな時間で車が埋まってしまうほど雪が積もる事も。また、道路の除雪作業の為にも1本は常備を。
■雪かき棒
ボディやウインドウに積もった雪をしっかり落とさないと、視界が狭くなったり、突然屋根から雪が落ちてきたりと危険なことばかりです。ブラシと霜取り用のヘラがいっしょになったものや伸縮性のあるものなどいろいろです。
■軍手・ゴム手袋
タイヤチェーン装着などに便利なのが軍手。さらにゴム手袋があればさらに便利です。
■長靴・防寒具
車の中は暖かいから大丈夫、と身軽に出かけていませんか。雪道のトラブルで外に出ることも想定してかならず用意しておきましょう。
■新聞紙やボロ布
ぬかるみにはまった時やチェーン装着の際に下に敷いて服が汚れるのを防ぐなど、あると便利です。
■解氷スプレー
長時間駐車していると、ウインドウに雪が積もるばかりでなく、凍ってしまったりでなかなか大変です。市販の解氷スプレーがあると便利です。
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■タイヤ以外にも気を付けたい雪対策 |
■ワイパー
冬はワイパーブレードに雪や氷が付着して、ウインドウのふき取りがままならないこともしばしば。雪がつきにくい冬専用のワイパーブレードを装着することをおすすめします。
■ウォッシャー液
冬の運転では、何かとウオッシャー液を使うことが多いので、液量をチェックしておくことが大切です。足りない場合は、しっかりと補充しておきましょう。この時、凍結しないように原液に近い状態で入れるのがポイントです。
■燃料
スタッドレスタイヤやチェーン装着時は、普段よりも燃費が悪くなりがちです。また、渋滞やトラブルに巻き込まれる可能性も高いので、満タンに近い状態が理想です。
※但し、注意したいのは軽油。意外に思われるかもしれませんが軽油は凍ることがあります。(カチカチに凍る訳ではありませんが、シャーベット状になります。)
もし、都心部などからスキー場のような寒冷地に行かれる場合は、現地(寒冷地)での給油がお勧め。気温が低くなる地域では低温流動性に優れた軽油を販売しています。
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