山紫水明 |
さんしすいめい |
自然の景色の美しさを形用したことば。
山は太陽の光に映えて紫に見え、川は清らかに澄んでいること。 |
行雲流水 |
こううんりゅうすい |
雲や水のように決まった形がなく、自然に変化すること。
物事にとらわれず、平静な心で自然のままに生きること。 |
上手の手から水が漏れる |
じょうずのてからみずがもれる |
どんな上手な人でも失敗することがあるというたとえ。 |
水心あれば魚心 |
みずごころあればうおごころ |
相手が親しい気持ちをもっていれば、こちらもそれを受け入れる気持ちがある、ということのたとえ。 |
水魚の交わり |
すいぎょのまじわり |
水と魚の関係のように、非常に親密な友情や交際をたとえていう言葉。 |
水は方円の器に従う |
みずはほうえんのうつわにしたがう |
人は、友人や環境によって善くも悪くもなるたとえ。
方=四角。円=丸。 |
水喧嘩は雨で直る |
みずげんかはあめでなおる |
喧嘩の原因がなくなると、すぐ仲良くなること。 |
雨垂れ石を穿つ |
あまだれいしをうがつ |
一定の場所に落ちる雨だれは、長い間に下にある石に穴を穿つという意味から、小さな力でも根気よく続ければ成功することのたとえ。 |
水火も辞せず |
すいかもじせず |
おぼれる可能性のある水の中に入る事や、燃え盛る火の中に入る事すらも問題にしない事。 |
流るる水は腐らず |
ながるるみずはくさらず |
常に流れている水は腐らないように、常に活動しているものは、停滞したり、落ち込んだりしないこと。 |
蛙の面に水 |
かえるのつらにみず |
蛙の顔に水を掛けてもまったく平気なことから、どんなことをされても平気でいること。 |
渇すれども盗泉の水を飲まず |
かっすれどもとうせんのみずをのまず |
いくら苦しく困っていても、不正、不義に汚れることを嫌い、身を慎むこと。 |
古川に水絶えず |
ふるかわにみずたえず |
旧家は衰えてもたやすくはつぶれないということのたとえ。また、基盤がしっかりしているものは、衰えてきてもたやすく滅びないことのたとえ。 |
落花流水の情 |
らっかりゅうすいのじょう |
お互いに思い合う心があること。 |
水清ければ月宿る |
みずきよければつきやどる |
水が澄んでいれば、月がきれいにうつる。心にけがれがなければ、神仏の恵みがあるというたとえ。 |