<対策その@>
浴室暖房乾燥機で浴室を温める
入浴時はどうしても温度差のある環境に身を置くため、急激な血圧変動が起こりやす
いものです。脳出血や心筋梗塞を起こす危険性があります。
少しでも身体の負担を減らすため、とにかく各環境(脱衣室、浴室)の温度差を減らす
ことがポイントです。有効なものの1つが「浴室暖房乾燥機」です。後付けタイプもある
ので、お持ちでないお宅は一度調べてみることをおすすめします。
<対策そのA>
浴室暖房乾燥機のないお宅はシャワーをご活用下さい!
浴室暖房乾燥機がないお宅はシャワーを上手に使いましょう。湯船にお湯をためる際、
シャワーを高い位置に設置し、そこから給湯すれば浴室全体が温まります。
また、高齢者や心臓の弱い方はなるべく一番風呂を避けましょう。家族が入った後の
方が浴室が温まっているので温度差が少なくて済みます。高齢者や心臓の弱い人は、
家族に入浴する旨を伝え、入浴中も意識的に声掛けをしてもらうとより安心ですね。
<対策そのB>
脱衣室も暖めよう。
浴室だけでなく脱衣室の温度差にも気を配りましょう。小型のヒーターを用意するなど、
温度バリアフリー対策を忘れずに。浴室暖房乾燥機をお持ちのお宅は浴室の扉を開
けて浴室暖房をかければ脱衣室も暖まります。
<対策そのC>
お湯の温度にも注意!
注意が必要なのは室温だけではありません。湯温にも要注意です。寒い冬は熱いお風
呂に入りがちですが、熱いお湯はヒートショックの危険性を高めてしまいます。
理想は38〜40℃、ゆっくりと入っているうちにじわりと汗がにじむくらいがちょうどいい
と言われています。
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