この期間に学校や職場などで避難訓練がある方もおられると思いますが、そういう取り組みがない環境の方にとっては、「防災の日」を意識する機会がなく過ぎていってしまうかもしれません。
「防災」や「防災訓練」と聞くと、まだ少し堅苦しい印象で何からすればよいのか分からない、という方も多いと思います。でも、そんなに頑張らなくてもできることはたくさんあります。今回は頑張らなくてもすぐにできることを3つ紹介します。
(1)お買い物
普段のお買い物で、日持ちの良い食品や日用品を定期的に買い、ストックしておく、というのも、防災の取り組みの一つになります。それらしい言葉にすると、「防災備蓄」や
「ローリングストック」という防災用語になります。
食品は賞味期限の管理が面倒な人は、自分が好きなものをストックするように心がけ
てください。自分が好きなものであれば、賞味期限がくる前に食べたくなりますし、安く
売っていたら買う習慣が自然と出てきます。最近では、備蓄用としてもおいしさを追求
したものも増えていますので、お気に入りをぜひみつけてみてください。
(好きなものを買っておこう♪)
(2)家族との会話
「昼間に地震が起きたら、どこで待ち合わせするか。」
「おうちが川に近いから、大雨の時は特に注意しようね。」
こんな会話が普段からできていたらいいのですが、なかなか機会が無いとできないと思います。
災害のニュースを見た時など、家族で話ができれば良いですね。
防災グッズも一度に揃えて頑張ろうとすると大変なので、買い物に行った時に「こんな便利な物があるよ」とか、家族や自分が買いたいもの、やりたいところから取り掛かりましょう。
(近くの避難所は?)
(3)天気予報をチェック
ご存知の通り、天気予報では天気と気温以外にもたくさんの情報を発信しています。
災害につながる気象現象の危険性・影響範囲・時間帯などの情報も含まれていますので、迫りくる災害の準備に、災害が起こってしまった後の身の振る舞い方にも必要な情報です。
また、今はオンラインでピンポイントの気温予想や降水確率など、端的な数字データを見るだけで、ある程度天気を解釈することができる時代ですが、過信は禁物です。
災害時の実況は刻々と変化しますし、数字ではなく実際目の前で起こっている現象を感じ取ることも大事です。また、SNSなどの発信は本当かどうか・・・すぐには判断
がつかない場合もありますから、必ず信頼できる発信元から情報を入手するようにしましょう。
テレビの場合はニュースなどの気象情報コーナーだけでなく、dボタンを活用する方法もあります。
これまで「特に何もしなかった」と言う方は、上記のどれか1つでも良いので始めてみませんか。
(出典:日本気象協会)
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