>>お手軽なリラックス術で解消
避けたいと思っても、そうはいかないのがストレス。特に寒さの厳しくなる冬は他の季節より憂鬱やイライラが募りがちでストレスを強く感じる人も多いのではないでしょうか。ストレスは溜め過ぎないうちに、自分に合った方法で解消
したいものです。
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■働く世代はストレスだらけ |
仕事をしている人たちが抱えるストレスは、職場のストレスに加え、家庭内の問題や、老後の不安などを抱えていることが多いものです。これらが積み重なり、ストレスは雪だるま式に
大きくなっていきます。
ストレスは、うつ病などの精神疾患の引き金になることもあります。ストレスはゼロにすることが出来ないので、心身ともに健康でいるためには、できるだけ溜めこまないようにすることが大 切です。
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■お手軽リラックス術 |
リラックス術として真っ先に挙げられるのが、ストレッチです。仕事の合間にイスに座ったまま
伸びをするだけですが、意識せず自然にやっている人も多いかもしれませんね。
『意識的にトイレに立つ』
一時的に緊張を解くために、尿意や便意の程度に関わらず、気分転換のためにトイレに立ちましょう。
『ガムを噛む』
食べ物を噛むと、あごの筋肉が伸び縮みします。この動きが脳に刺激を与え、リフレッシュ効果が得られます。
『食事に気を使う』
ストレスをはね返し、イライラを鎮める作用がある栄養素を摂りましょう。
ビタミンB1:玄米、豚肉、ウナギなど。
ビタミンC:ブロッコリー、レモン、ピーマンなど。
カルシウム:小魚、チーズ、小松菜など。
また、泣ける映画や朗読などを聞いて意識的に涙を流す『涙活』も一時ブームで話題になりましたが、おすすめです。1ヶ月に2〜3分間だけでも能動的に涙を流す時間を設けることで、
心のデトックス効果が得られます。副交感神経が興奮状態になって、その結果、脳がリラック スします。
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■冬ならではのストレス要因を知る |
■冬の寒さ
寒風の中での通勤時間、会社へ行くのが憂鬱になる気分や、冷える夜に一人で部屋に
いると寂しく感じるなど、「寒い」と感じるだけで頭に浮かんだ思いがよりネガティブな方
へ連想しがちになります。
そこで、そうした気分は「寒さゆえ」のものだと、あらかじめ認識しておくことが肝心です。
「温かくなってから考え直そう」と棚上げにしてしまいましょう。
■日照時間が短い
冬は日照時間が短く、日光を浴びる機会が少なくなると、気持ちを安定させる脳内物質「セロトニン」の分泌が低下し、実際にうつ病になってしまうことも。これを「冬季うつ病」と言います。
人間の脳の働きを正常にするためにも、日光(陽に当たること)は大切なのです。
■こもる生活で血行不良、寒さに弱くなる
寒い冬は、外に出て体を動かすより、家の中にこもる生活行動になりがちです。ただでさえ寒さによって血行が悪くなっているのに、体を動かさないでいるとますます血行不良
が進み、肩こり、だるさ、疲れを感じやすくなってきます。また、筋力が低下することで、 熱をつくりだす力も弱くなり、冬の寒さには弱くなってしまうのです。これが憂鬱やイライ
ラをさらに強くさせます。
ヘビーな運動ではなくても、意識的によく歩く、ストレッチなどして、なるべく全身の筋力を使って生活するように心がけましょう。
■寒さと乾燥で病気が増える
冬には、風邪やインフルエンザなど、この時期ならではの感染症が増えます。さらに、寒さで血圧が上がったり、空気の乾燥でアトピーや湿疹がひどくなったりと、体調不良 や肌トラブルも起こりやすいのです。ストレスがたまって自律神経のバランスを不安定 にさせると、ホルモンや免疫のシステムにも影響が出始めて、病気を悪化させたり、 思わぬ重大な病気が重なってしまうことも少なくありません。
寒さと乾燥で病気が蔓延しやすく、悪化しやすいこの季節には、無理なライフスタイルだけは避けましょう。(睡眠・栄養を充分に)
■お付き合い続きで胃腸も疲れる
ストレス要因として「人間関係」を挙げる人は多いですが、特に年末年始には、義理のお付き合いに、プラス暴飲暴食と、ダブルのストレスが胃腸に負担をかけることになり
ます。義理のお付き合いは大切ですが、タイミングを見計らって上手に切り上げ、
また、暴飲暴食を避け、胃腸への負担を増やさないように気をつけましょう。
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