2014年の黄砂観測日数(国内のいずれかの気象官署で黄砂を観測した日数)は10日、黄砂観測のべ日数(国内で黄砂を観測した地点数の合計)は164日でした。
1967年の統計開始以来、黄砂観測日数が最も多かったのは2002年の47日でした。黄砂観測のべ日数が最も多かったのも2002年で727日でした。黄砂観測日は、2000年以降は30日を越えることが多く、また、黄砂観測のべ日数も2000年以降は300日を越えることが多くなっています。このように、近年わが国で黄砂が観測されることが多くなっていますが、黄砂は年々変動が大きく、長期的な傾向は明瞭ではありません。
月別黄砂観測日数平均値は4月が9.0日で最も多く、次いで3月、5月が多くなっており、黄砂は春に多く観測されることを示しています。但し、秋や冬にも観測されることがあります。
年別黄砂観測日数
国内のいずれかの気象官署で黄砂を観測した日数です(同じ日に何地点で観測しても1日として数えます)。
目視観測を行っている60地点について集計しています。
月別黄砂観測日数平年値
国内で目視観測を行っている気象官署60地点について、黄砂現象が観測された日数を
月別に集計し、1981年から2010年の30年で平均した値です。
黄砂の暴露量(2007年)
*SPM(浮遊粒子物質)
黄砂の暴露量(2007年)
都道府県別にみると、北・東日本より西日本の方が多く、
太平洋側より日本海側の方が多くなっていることがわかります。
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