2015年3月14日、北陸新幹線の開業を迎える富山。 東京方面からの場合、まず県内で最初に停車するのが「黒部宇奈月温泉駅」*です。 今回はこの「黒部宇奈月温泉駅」についてご紹介させていただきます。(*停車タイプの場合)
『黒部宇奈月温泉駅』は2015年3月14日開業予定の北陸新幹線長野駅−金沢駅開通と同時に開業予定の西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸新幹線の駅です。 黒部市中心部東側約3kmの地点に位置し、駅周辺の環境整備や周辺の魚津市、入善町など各地とのアクセス整備が進められてきました。
北陸新幹線の延伸開業時に運行を開始す る予定の定期列車のうち、速達タイプの「かがやき」東京−金沢間は当駅を通過となりますが、停車タイプの「はくたか」は全列車停車します。 当駅に隣接して富山地方鉄道の新黒部駅 があり、北陸新幹線の開業に先行して2015 年2月26日に開業しています。宇奈月温泉街や市街地へのアクセス駅として誕生した、こちらも新しい駅です。
富山県東部5市町を中心に駅名候補の募集を実施した結果、全国から応募総数1608件、有効応募件数1558件・543種類の候補が寄せられました。読み仮名と表記方法ごとに集計した結果、最多が「黒部宇奈月温泉駅」の286件、次いで建設時の仮称であった「新黒部駅」の194件、以下「黒部駅」85件、「新川黒部駅」「名水黒部駅」がそれぞれ56件、「越中黒部駅」「黒部峡谷駅」がそれぞれ33件など。 これを受けて、応募件数や県東部地域にとって相応しい名称であるか否かなどを基準として複数の駅名候補が選定され、「北アルプス黒部駅」「黒部駅」「黒部宇奈月温泉駅」「新黒部駅」「にいかわ黒部駅」の5つの最終候補から、「黒部宇奈月温泉駅」に決定しました。 「黒部宇奈月温泉駅」の文字数は7文字でフル規格新幹線の駅名としては当駅の開業時点において最多文字数となります。また、読み仮名の「くろべうなづきおんせん」は11文字であり、新幹線駅においてはフル規格・ミニ新幹線を通じ単独で最長となります。
■運行本数 東京、黒部宇奈月温泉間は、最速2時間14分で結ばれ、はくたかは1日で東京方面へ16本(内2本長野止)、金沢方面へ15本の運行があります。 ■運賃・料金 黒部宇奈月温泉駅⇔東京 運賃5,940円+特急料金(指定席通常期)5,920円=11,860円 黒部宇奈月温泉駅⇔金沢 運賃1,660円+特急料金(指定席通常期)2,360円=4,020円
北陸新幹線開業を好機と捉え、内外に魅力ある黒部を発信し、そしてさらなる発展をして いけるよう願わずにはいられません。