>>その仕組みと価格について
再生可能エネルギーの普及・拡大を目的に、平成24年7月1日から「再生可能エネ
ルギーの固定価格買取制度」が始まりました。
今回は、この「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」について、ご紹介しま
しょう。
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■固定価格買取制度の仕組み |
再生可能エネルギーの固定価格買取制度は、ドイツ、スペインなどでも導入されて
いる制度です。
日本では、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスによって発電者が発電した電気を
電力会社に、一定の期間・価格で買い取ることを義務付けます。このため、再生可能
エネルギーによる発電に取り組む方にとっては、設備投資など、必要なコストの回収
の見込みを立てやすくなり、新たな取り組みが促進されます。特に太陽光発電は、一
般住宅へのますますの普及も期待されます。電力会社が買い取った再生可能エネル
ギーの電気は、送電網を通じて使用可能な電気となります。このため、再生可能エネ
ルギーによる電気を電力会社が買い取る費用は、電気を使用する消費者が、電気料
金の一部として、「賦課金」という形で負担することとなります。
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■価格と期間
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平成24年度(2012年7月〜2013年3月)の買取価格は以下の通りです。買取価格・期間は
調達価格等算定委員会の意見を聴いて年度ごとに見直しが行われます。(一度充電が
スタートした方の買取価格・期間は当初の特定契約の内容で『固定』されます。)
(※1)間伐材や主伐材であって、後述する設備認定において未利用であることが
確認できたものに由来するバイオマスを燃焼させる発電
(※2)未利用木材及びリサイクル木材以外の、木材(製材端材や輸入木材)並びに
パーム椰子殻、稲わら・もみ殻に由来するバイオマスを燃焼させる発電
(※3)一般廃棄物、下水汚泥、食品廃棄物、RDF、RPF、黒液等の廃棄物由来の
バイオマスを燃焼させる発電
(※4)建設廃材に由来するバイオマスを燃焼させる発電
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出典−経済産業省資源エネルギー庁より
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