■「水の日」、「水の週間」について
水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高
め、理解を深めるため、昭和52年5月31日閣議了解により「水の日」が制定されま
した。
「水の日」は毎年8月1日とし、この日を初日とする一週間を「水の週間」として、こ
の週間において、ポスターの掲示、講演会の開催等の行事を全国的に実施するもの
です。
上記の行事は、地方公共団体その他関係団体の緊密な協力を得て行うものとして
おります。
■「水の日」及び「水の週間」制定の理由
我が国の水需要は、生活水準の向上、経済の進展等に伴って近年著しく増大して
きましたが、一方、水資源の開発は次第に困難になっており、渇水時には水不足が
生じることが予想される状況になっています。
このような状況にかんがみ、毎年8月1日を「水の日」とし、この日を初日とする一
週間を「水の週間」として、この週間において、水資源の有限性、水の貴重さ及び水
資源開発の重要性に対する関心を高め、理解を深めるための諸行事を行うことに
よってわが国の水問題の解決を図り、国民経済の成長と国民生活の向上に寄与す
ることと考えられています。
なお、諸行事を行うためには、年間を通じて水の使用量が多く、水について関心が
高まっている8月上旬が適当であるので、その初日、すなわち8月1日を「水の日」と
し、この日を初日とする一週間が「水の週間」とされました。
■『水の恵み 〜東日本大震災を機に考える〜』
今年で35回目を迎える「水の日」及び「水の週間」では、3月に発生した東日本大
震災で多くの地域で断水が起き、多くの被災者の方々が水を求めるなど、普段当た
り前のように使えた水が大きく脅かされたことから、あらためて私たちが受けている
水の恵み、水の大切さについて考えてもらう機会とするために
『水の恵み 〜東日本大震災を機に考える〜』
をテーマにして、全国的に水に関する啓発行事が実施される予定です。
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*8月1日〜7日には水の週間一斉打ち水大作戦が都道府県や趣旨
に賛同した団体の建物前で展開される予定。
この他、8月7日には水の週間記念第31回隅田川レガッタ隅田川
(言問橋〜吾妻橋)等が開催される予定。【国土交通省】 |
□「世界の水の日−地球と水を考える日」は3月22日
1992年6月にブラジルで開催された地球サミット(環境と開発に関する国連会議)
では、21世紀へ向けての行動計画(「アジェンダ21」)が採択され、この中で世界
水の日を制定するように勧告されました。そして、1992年12月に開催された国連
総会本会議において、1993年から毎年3月22日を「世界水の日」とすることが決議
されました。この日には、水資源の開発・保全やアジェンダ21の勧告の実施に関し
て、会議、セミナー、展覧会などの開催や出版活動を行うことが提唱されています。
私たちの生活に欠かすことのできない「水」。
この水の大切さを、我々はともすれば忘れがちです。今後、より豊かで潤いの
ある生活を送るためには、私たち一人一人が水の大切さを自覚し、その貴重
さを踏まえた行動をとることが必要となります。
*参考文献−国土交通省「水資源」
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