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HOME > 今月のひとくちメモ > 2010.12月号 
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■□□世界のCO2排出量、昨年は1.3%減 今月のひとくちメモINDEXへ
エコ >>二酸化炭素排出量の現状

  
  世界のCO2排出量1.3%減どまり 09年、日米欧など算出

■主なCO2排出減少国・増加国

国立環境研究所が参加する日米欧などの国際チームは2009年の世界全体の二酸化
炭素(CO2)排出量が、前年比1.3%減にとどまったとの分析結果をまとめました。
中国など新興国の増加が大きかったため、減少幅は昨年の予想(2.8%減)よりも小幅。
10年は09年比3%以上増え、過去最高を更新すると予測しています。

国際通貨基金(IMF)公表の経済成長率などから算出。英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に発表されました。

09年の総排出量は308億トンで、算出データのある00年以降では08年に次ぐ2番目
の多さ。リーマン・ショックなどを受け、前年比で初めて減少に転じた。09年の国別増減
率は日本が11.8%減、米国が6.9%減、ドイツが7%減と先進国は景気低迷を受け軒並
み減少。しかし新興国は中国が8%増、インドが6.2%増と経済成長に伴って大幅に増
加。省エネ技術導入の遅れも一因と分析しています。

10年は世界の経済成長が予測通りなら、総排出量は3%以上増える見通しだという。

○主なCO2排出減少国
日本 -11.8%
英国 -8.6%
ロシア -8.4%
ドイツ -7.0%
米国 -6.9%
○主なCO2排出増加国
中国 +8.0%
インド +6.2%
韓国 +1.4%
                                  (※内容は一部日本経済新聞Web刊より)

■日本のCO2排出量の推移
 
 日本の二酸化炭素排出量の推移を見てみると、2007年までは総量でも一人当たりの
 排出量でも増加していることがわかります。2008年には、総量も一人当たりの排出量
 も減少していますが、これは金融危機や景気後退の影響を受けて、エネルギー需要が
 減少していることが原因とみられています。

 日本のCO2排出量推移
  (出典 温室効果ガスインベントリオフィス「日本の温室効果ガス排出量データ(1990-2008)」確定値 2010.4.15発表)

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