地球環境に優しいエコ設備のご提案
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今月のひとくちメモ
> 2010.8月号
水・環境・省エネに
関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□□水と人間の体の関係
>>水なしでは生きられない人間
人間の体内にある水は体重のおよそ55〜60%と言われています。
体重50kgの人なら、約30リットルの水が体内にあることになります。
その構成は、約3分の2が細胞内液にあり、4分の1が細胞間液、
残りの12分の1が血漿(けっしょう)中。
これらの水は、体のなかで重要な役割を果たしています。
■体内の水のはたらき
□食物が消化されていく過程で作用するさまざまな酵素が潤滑に酵素反応
できるよう、場を提供する。
□栄養物やホルモンなどを溶かし、血液などの形で体全体に運搬する。
□体内の不要物を尿または糞便として排泄するのを助ける
□暑い日は汗をかくなどして体温調節する
■体にはどのくらいの水が必要?
成人なら1日に2〜2.5リットルの水を食べ物や飲み物から摂取する必要があり
ます。体内での出入りは以下のとおり。
[入]
・飲料水 1200ml+α
(尿量と調節)
・食べ物に含まれる水分
700ml
・代謝水 300ml
[出]
・汗 550ml
・呼吸 350ml
・糞便 100ml
・不可避尿 500ml
・随意尿 700-1000ml
※用語の解説
「代謝水」 :体内で脂肪や糖質などの栄養素が燃焼することで発生する水分(燃焼水ともいう)
「不可避尿」:体内の老廃物を溶かすのに最低限必要な尿。つまり、1日最低500mlの尿を出さ
ないと、体に老廃物が貯まり、病的な状態になってしまう。
「随意尿」 :摂取した水分の量によって調節される分の尿。多くの水分をとりすぎたら、これで
排泄される。
絶食しても水さえあれば1ヵ月以上生き延びられた人もいますが、水が1滴もなければ
たいていは1週間と生きられません。
1日に必要な水分量は1日にどのくらい水を排せつするかによって決められます。仮に
水の摂取量がきわめてわずかになったとしても、体内で生成した老廃物などを排せつ
しなければならない不可避尿は約500ml。随意尿と合わせると、約1.2リットルから1.5
リットルの尿を排せつすることになります。
だからその分、水を摂取しないと生きていけないのです。
そして水はもちろん、飲み水だけでなく、食事や洗濯、入浴、トイレなど暮らしのなかの
さまざまな場面で使われています。災害が起こった時、何より水の確保が一番の問題、
というのも想像に難しくはありませんね。
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