どこから集めるの? |
屋根または人の出入りの少ない屋上から集めるのが、水質の面からも、集水の方法としても望ましいでしょう。雨を集める場所(集水面)は、なるべく汚さないように気をつけましょう。 |
雨水は腐らないの? |
雨水は腐りません。ただ、有機物が混じったり、タンクに日が差して藻が発生した場合は、腐敗する可能性があります。 |
酸性雨の影響は? |
雨水のpHが5.6以下になると、酸性雨と呼ばれます。酸性雨は、大気が亜硫酸ガスや二酸化窒素などで汚染されてるために起こります。特に初期雨水(降りはじめの雨)は酸性度が高めなので、初期雨水カット装置がついていれば安心です。 |
維持管理は? |
網かごにたまった落ち葉などのゴミや、タンクの底に沈殿した土砂などを定期的に清掃してください。また、ク−リングタワ−などの屋上設置物を清掃する時に、その排水が雨水タンクの中に流れ込まいように注意することも必要です。
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蚊の発生の心配は? |
大容量の雨水貯留槽では、通気部分(ドレン管やオ−バ−フロ−管など)に防虫網などを取り付けることにより、蚊の発生を防止できます。一般家庭規模の雨水利用では回転が早く、タンク内に水が長期間滞留することがないので、蚊の発生は心配ありません。
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タンクの容量はどれくらい? |
用途により様々です。例えば、オフィスビルのような建物でトイレの洗浄水として使うには、集水面積の10分の1程度の容量があれば十分と言えます(例えば、100平方メートルの場合10トンになります)。個人住宅では、4人家族で10トン程度のタンクを設置して、雑用水の約80%が賄えます。また、2トンのタンクで大人2人分の水洗トイレの洗浄水をすべて賄っている例もあります。 |