地球環境に優しいエコ設備のご提案
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今月のひとくちメモ
> 2009.8月号
水・環境・省エネに
関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□□下水道の処理方法について
>>下水道の処理方式−合流式と分流式とは?
今回は下水道の処理方法についてご説明いたします。
下水を集めて下水処理場まで運ぶ方法には、合流式と呼ばれる方法と、分流
式と呼ばれる方法の二つがあります。あなたの街の下水道は、どちらの方法で
下水を下水処理場まで運んでいるのか、お住まいの市町村に尋ねてみて下さい。
合流式下水道では、雨水は汚水といっしょに下水処理場に流れていきます。
分流式下水道は、雨水はそのまま川や海などに流されます。
【合流式】
【分流式】
長 所
短 所
合流式
・布設する管が1本で済むため、施工が容易であり、また経済的である。
・大雨で雨水の量が増えると、雨で希釈された未処理の下水やきょう雑物が雨水吐[うすいばき]から公共用水域に放流されてしまう。
・道路上にある集水桝[ます]を通して下水の悪臭が出てくる
。
分流式
・大雨の時でも汚水は、全て浄化センターで処理することができる。
・雨水の汚れはそのまま河川などへ流れる。
・布設する管が2本必要となり、道路幅が狭い場所では施工が困難であり、費用も大きくなる。
◆求められている合流式下水道の改善
大都市に多い合流式下水道。衛生面から改善が求められています。
合流式下水道は汚水と雨水を同一の管で流します。そのため、大雨が降ると、し尿を含む未
処理下水が川などへ流出し、大腸菌や各種ウイルスをまき散らす恐れも。公衆衛生上きわめ
て深刻な問題で、改善が求められています。改善方法は貯留施設の整備、浸透施設の設置、
スクリーンの設置、下水道管の能力アップと雨水吐の堰高の改良などが行われています。 現
在、下水道事業実施都市の約1割(191都市)が合流式下水道を採用しています。
(※内容は「日本下水道協会」より一部抜粋)
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