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1996年(平成8年)に全国で大きな社会問題となった腸管出血性大腸菌O157。このO157は、当時の日本中を食中毒の脅威にさらし、抵抗力の弱い方々へ大きな被害をもたらしました。このO157も水道水の場合、水に十分な塩素があれば、まったく問題がないのです。 |
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※水道水は、病原菌で汚染されることのないように、法律(水道法)により塩素消毒が
義務づけられており、蛇口の残留塩素が遊離残留塩素で0.1mg/L以上(水道法施
行規則第17条第3項)検出されなければならないと定められています。 |
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−O157について−
衛生基準が高い日本で、腸管出血性大腸菌O-157に集団感染しました。集団感染の原因はO157が学校給食など多くの人が口にするものに混入していたため、大規模な感染被害となりました。
このO157は、抵抗力の弱い老人や幼児には特に注意が必要とされますが、その理由は、潜伏期間が長く毒性の強いベロ毒素を出す腸管出血性大腸菌であり、
感染力も赤痢菌なみに強く、サルモネラ菌が100万個で発症するのに対し、O157は5個でも発症すると言われているからです。
発症すると腹痛や下痢、血便を起こし毎年100件程度の被害が報告されています。ただ、2次感染力は必ずしも強くなく、
手洗いの励行と食物も75度以上で1分間加熱すれば菌は死滅し予防できると言われています。 |
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(*内容一部「別府市水道局」より)
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