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■□□世界の水問題 今月のひとくちメモINDEXへ
美しい川 >>世界の抱える水問題について考えてみよう。


現在、世界各地でさまざまな水問題が起きています。
今回は洪水、汚濁、水不足など、世界でどのようなことが起きているのか、
その原因はどのようなものなのかについて、考えてみましょう。

 水のイメージ
「水」というと、わたしたちはどのような風景を思い浮かべるでしょうか。
日本人は、最も一般的には川の流れを思い起こすのではないでしょうか。日本人にとって水は、
自然のなかにある川、豊かな自然をそのまま眼前に表している川の姿が水のイメージでかもし
れません。

しかし、世界の人にとっては、そのようなイメージばかりではありません。
アメリカインディアンには、「川に感謝をささげよう」という言葉があります。現代の日本人が忘れて
しまった気持ちかもしれません。

また、アフリカのサヘル地方には、「この世には決して盗んではいけないものが一つだけある。
たとえ夢の中であろうと、たとえ他人の命を救うためであろうとも。それは泉の水である。」

という言葉があります。
アフリカ人が使う水は地下80メートル深く掘って初めて手に入る水。労しないと水は手に入ら
ないものなのです。風光明媚な自然の水ではない、飲み水としての生きるための水なのです。
  
 ナイル川の制御
世界一長い川、ナイル。
メムノンの巨像の台座の横には線が刻まれていますが、これはナイル川が数千年にわたって、何度も洪水を起こしたことを示します。洪水に苦しめられた私たち日本人のように、エジプトの人も洪水には苦しめられました。ナイル川の洪水を何とかして制御したいというのがエジプト人の 古来からの夢であったのです。
ナイル川
そのために開発されたのがアスワンハイダム。このダムは1400億立方メートルの貯蔵量があり
ます。アスワンハイダム一つで、日本のダム全部をあわせた総容量の4、5倍の大きさになります。
エジプトは、時間と労力と費用をかけて、ナイル川の洪水を制御することに成功しました。


 水をめぐる問題
地球上にある水は約14億km3。そのうちの97.5%は海水です。淡水はたった2.5%しかありません。
しかも、その大半は氷や地下水なので、人間が容易に使える水は全体のわずか0.01%にしか
過ぎません。水は限りある貴重な資源なのです。

●代表的な水問題
□飲み水と衛生




9億人(世界人口の13%)が汚染から保護されていない水をつかって
います。(2006年)
25億人(世界人口の38%)が、適切なトイレを利用できないでいます。
そのうちの12億人には、トイレすらありません。(2006年)
学校に女子用のトイレがないため学校に行けない子供がいます。
安全な水とトイレなどがない非衛生な環境が原因となり、毎年、下
痢で年間 180万人が死亡しています。そのうちの90%が5歳未満の
子どもです。
□水不足


今世紀半ばまでに、最悪の場合で60か国の70億人が、最善の場合
でも48か国の20億人が水不足に直面することになると予測されてい
ます。
日本においても、気候変動等の要因により今後ますます厳しい渇水
が想定されます。
□地下水位の低下 地下水は世界の水使用量の19%を占めており、地下水の枯渇は深
刻な問題です。
例えば、中国の華北平原で年間2〜3m、インドの穀倉地帯であるパ
ンジャブ州でも年間約1mの割合で地下水位が低下し続けています。
また、アメリカのオガララや北アフリカのサハラ北部盆地といった帯
水層においても涵養(かんよう)量を超える揚水が行われています。
□水関連災害による
 被害の増大




近年、世界的に水に関連する災害の発生件数が増加しており、自然
災害による死者の90%以上は洪水、暴風雨などによるものです。
人口増加や気候変動などにより、2050年には、現在の2倍の20億人
が水災害を受けやすくなると予測されています。
特にアジアでは、洪水、高潮、津波の被害を受けやすい低平地や沿
岸部に人口と資産が集中しています。

□水質の悪化と淡水
 生態系の危機



急激な人口の増加や産業の発展に下水道などの衛生設備の整備が
追いつかず、水質の悪化が問題となっています。
発展途上国の人口の50%が汚染された水源を使っています。
流域開発等による水質汚濁などによって、生物の生育・生息環境が
大きな影響を受け、多数の生物が絶滅の危機に瀕しています。また、
環境ホルモン等の化学物質・有害物質の影響による生態系の破壊
などが危惧されています。
□地球温暖化


地球温暖化により、マラリアなど熱帯性感染症の拡大、生態系への
悪影響、海面上昇による土地の喪失、異常気象の発生による水災害
の増加等が懸念されています。
1997年に採択された京都議定書が2005年2月に発効し、日本は温室
効果ガス排出量を 6%削減(1990年比)する必要があります。
□アジア・太平洋地域
 の水事情










アジア・太平洋地域で安全な飲料水にアクセスできない人は7億人。
(2004年)
アジア・太平洋地域で基本的な衛生設備にアクセスできずにいる人
19億人。(2004年)
水災害による死者数の80%以上がアジア・太平洋地域に集中。
世界の灌漑面積の約70%は、アジア・太平洋地域が占める。
途上国で不十分な栄養状態にある人は8億人以上で、その60%以
をアジア・太平洋地域が占める
アジアでは2050年には人口が約60億人に達することが予測され、
人口増加による食料問題の深刻化が予測される。
より少量の水による農業生産を可能とする技術開発が必要。
 世界の水を使う日本
食料の自給率がカロリーベースで40%を切る日本は、大量の水を使って作られる穀物や肉類等の
農産物の他、衣料、木材なども輸入に多くを頼っています。(※ひとくちメモ「2008.11月号:バーチャル
ウォーターとは」
をご覧下さい。)
つまり、世界中の大量の水を消費することで日本の経済や社会は成り立っていると言えます。さらに
は、こうした大量の水の消費は、穀物大陸の化石地下水位を低下させ続け、家畜の過放牧による大
陸の砂漠化、湖沼や川の枯渇を招いています。

世界が直面している水の問題は、日本にとっても無縁ではないのです。
 

(※内容は「日本水フォーラム」より一部抜粋)
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